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フリーランスは1か月休める?|独立3年で、まとまって休めたのは3週間だけ

独立して3年、私は1か月の休みを取ったことがありません。一度だけ3か月休むつもりで動いていましたが、選んでいるうちに案件が決まり、実際に空いたのは約3週間でした。準委任契約でエージェント経由の参画だと休みをどこに作れるのか、そのとき何が起きたのかを書きます。

会社員をしていた頃、フリーランスに憧れた理由の一つが「長い休みを取れそう」でした。

実際どうだったかを書きます。独立して3年、私は1か月の休みを取ったことがありません。 一度だけ3か月休むつもりで動いていたのですが、選んでいるうちに案件が決まってしまいました。

先に結論

  • 独立して3年、1か月級の休みは取っていない
  • 一度だけ、次の稼働を3か月後(7月)にするつもりで動いていた
  • ただしそう思えたのは、経歴書を見直して商談が増え、不安が消えてからだった
  • ところが選んでいるうちに条件の合う案件が決まり、実際に空いたのは約3週間
  • 月の中で休みを作りにくいのは、月ごとに稼働時間を満たす契約だから。休みは案件の切れ目にしか作れない
  • カウンセリングでは「4か月働いて1か月完全に休む」働き方も可能だと説明された
  • ⚠️ ただしこれは私の働き方(準委任契約でエージェント経由の参画)の話です

同じ「フリーランス」でも、休みの作り方は前提から違う

先に前提を書いておきます。ここを飛ばすと、話がかみ合いません。

私の働き方は、エージェント経由で企業の開発チームに参画し、準委任契約で月ごとに稼働するという形です。報酬は月額で、その月にどれだけ働いたかで決まります。

一方、制作や受託を自分で請けている人は、引き受ける仕事の量を自分で決められます。 3か月分をまとめて納品して1か月空ける、といった組み方ができる。

同じフリーランスでも、休みの作りやすさはここで大きく変わります。 この記事で書けるのは前者、参画型の話です。

月の中では、まとまった休みを作りにくい

私の契約には清算幅が付いています。「月140時間から180時間」のように、その月に働く時間の下限と上限が決まっている形です。

下限を割れば減額、上限を超えれば増額。つまり報酬は「その月にどれだけ働いたか」に紐づいています。

私は、この下限を割ったことが一度もありません。 参画してからの入金記録を並べても、減額された月は1回もありませんでした。その内訳はレバテックフリーランスの振込日はいつ?に書いています。

ただし、それはまとまって休んでいないからです。

  • 1〜2日の休みなら、他の日で調整して幅の中に収まる
  • 1週間まるごと休めば、その月の下限に届かなくなる
  • 届かなければ、その分は報酬から引かれる

有給休暇はありません。休んだ分だけ、その月の報酬が減るというだけです。

なお、急に1日休んだときに実際どうだったかフリーランスが体調不良で休んだらにまとめました。3回休みましたが、報酬は変わっていません。

この清算幅を時給に直すとどう見えるかは、フリーランスエンジニアの時間単価にまとめました。同じ月額でも、働いた時間しだいで1,000円以上ぶれます。

さらに、報酬は翌月払いです。私の場合は翌月15日。休んだ月の影響が家計に出るのは、その翌月になります。

唯一まとまって空いたのは、1社目と2社目の間だった

では、まったく空かなかったのかというと、一度だけあります。

2025年、1社目の案件が3月末で終わりました。 契約が更新されないと告げられ、次を探すことになった場面です。ここが、私が休みを作れた唯一のタイミングでした。

ただし、最初からゆっくりできたわけではありません。順を追って書きます。

最初の数週間は、休みを考えられる状態ではなかった

通知を受けた翌日に経歴書を更新して提出しましたが、そこから数週間、商談まで進みませんでした。 次が決まる見通しがないまま、契約終了日だけが近づいてきます。

独立してから、いちばん不安だった時期です。 このときの動き方は契約が終わると言われてから次が決まるまで約5週間に書きました。

この段階では、休みをどう取るかなど考えていません。

経歴書を見直したら、商談が一気に増えた

その数週間にやっていたのは、経歴書と希望条件の見直しです。

エージェントから経歴書について深く質問され、実際の作業内容を一つずつ書き出して答えました。数回目の修正の後から、複数の商談が組まれるようになります。

この経緯は独立前に複数エージェントへ相談しても1か月以上案件が決まらなかった話に詳しく書きました。2年前の失敗から変えた点です。

ここで不安が消えました。 決まるかどうかではなく、どれを選ぶかの話に変わったからです。

選べる状態になって初めて、「7月でもいい」と思えた

もともと、頭のなかにはありました。

案件が増える時期には3か月ごとの波があります。3月末で終わるなら、次の山は6〜7月。だったら稼働を再開するのは7月でもいい、という考えです。

  • 本格的に探し直すのは、7月の1か月前=6月ごろでいい
  • それまでの3か月は、ゆっくりする

根拠はフリーランスの案件が増える時期に書いたとおりです。

ただし、商談が1件も組まれていない状態では、これはただの理屈です。 選べる案件が出てきて初めて、「待つ」が現実の選択肢になりました。商談が増えてから、この考えはより固まりました。

そのうえで、こうも考えていました。いい案件が出てくれば、7月を待たずに参画すればいい。

出社や稼働日数の条件は先に全部譲ると伝えていましたが、仕事の中身だけは譲りませんでした開発の仕事をしたい、という点です。7月まで待てるなら、条件に合わない案件を無理に受ける理由はありません。

つまりこの時期の私は、時間を持ったうえで、ゆっくり選んでいました。

選んでいるうちに、4月の上旬に決まった

結果として、3か月は待ちませんでした。

4月の上旬に、条件の合う案件が決まりました。 譲れないと伝えていた「開発の仕事」に当てはまる案件です。

「では、4月から働くか」——そう決めた時点で、3か月の休みは3週間になりました。

休みを取るか、条件の合う案件を受けるか。並べてみれば後者を選ぶ、というだけの話です。次に同じ条件の案件が出る保証はありません。

結果として空いたのは、約3週間

1社目が3月末で終わり、次の案件で働き始めるまで、約3週間空きました。

中身を分けると、こうなります。

期間 何が起きていたか
契約終了から、次が決まるまで 数日。まだ決めていない
決定から、入場するまで 約2週間半。決まったが、まだ働けない

1か月には届いていません。

決まっても、すぐに稼働が始まるとは限らない

意外だったのは、後半の2週間半のほうです。

案件が決まってから、実際に働き始めるまでにも間がありました。 理由は参画先の事情なので書きませんが、決まった翌日から稼働できるわけではないということです。

「決まった=すぐ稼働」ではありません。 そしてその間、報酬は発生しません。

さらに、参画した月が月の途中から始まると、その月は清算幅の下限に届きません。 私の契約でも、初月だけは別の計算になっていました。その仕組みはフリーランスの作業報告書にまとめています。

ここは休みとして数えていい期間でした。 次が決まっているので、気持ちの面でも楽です。ただし自分で長さを決められません。 受け入れの準備が整えば、そこで終わります。

「4か月働いて1か月休む」という働き方もあると言われた

一方で、意図して休みを作る道がないわけでもないようです。

2023年3月に受けたレバテックフリーランスのカウンセリングで、働き方の柔軟性について聞いたとき、こう説明されました。

4か月働いて1か月完全に休む、という働き方も可能です

私自身はこの形を試していません。 どう進めるのかまでは聞かなかったので、条件や実現しやすさは分かりません。カウンセリングで何を聞き、何を説明されたかはレバテックフリーランスのカウンセリングを受けた記録にまとめています。

ただ、自分の3年を振り返ると、まとまった休みは案件の切れ目にしか作れませんでした。 そして切れ目を作るということは、次の案件を探し直すということでもあります。

そして私の場合、探し直しを始めた時点で、休みは自分の手を離れました。 案件はエージェントと参画先の都合で決まります。「7月まで休んでから探す」と決めていれば3か月休めたはずですが、先に良い案件が出てきたら、それを見送るのは別の判断になります。

案件が出やすい時期には偏りがあるので、切れ目を作るなら案件が増える時期に戻れるようにしておくと、探し直しは楽になるはずです。

それでも「休めないからやめとけ」ではない

正直に書いておきます。

私は会社員のときも1か月休んだことはありません。 フリーランスになって休みが減ったかというと、そうは感じていません。むしろ1〜2日単位では、会社員のときより融通が利いています。

変わったのは、休みの性質のほうです。

  • 会社員のとき: 休んでも給与は変わらない。ただし取れる日数が決まっている
  • いまの働き方: 日数の上限はない。ただし休んだ分は報酬に出る

どちらが良いかは、何を優先するかによると思います。「自由に休める」でも「まったく休めない」でもなく、休みと報酬が直結する働き方に変わった、というのが3年やってみた実感です。

そして3か月休むつもりが3週間になったのも、結局は自分で選んだ結果でした。休みを取る自由がある代わりに、それを手放す判断も自分でするということだと思っています。

まとめ

私の場合はこうでした。

  • 独立して3年、1か月級の休みは取っていない
  • 最初の数週間は商談まで進まず、いちばん不安だった時期だった
  • 経歴書と希望条件を見直したら商談が増え、そこで不安が消えた
  • 選べる状態になって初めて、次の稼働は3か月後(7月)でいいと思えた
  • ところが選んでいるうちに条件の合う案件が決まり、そこで休みを切り上げた
  • 結果、空いたのは約3週間。内訳はまだ決めていない数日決まったが入場できない約2週間半
  • 決まっても、すぐ稼働が始まるとは限らない。働き始めるまでにも間があった
  • 月の中で休みにくいのは、清算幅で月の稼働時間が決まっているから。休みは案件の切れ目にしか作れない
  • 4か月働いて1か月休む」も可能だと説明されたが、私は試していない

案件探しから参画までの全体像はレバテックフリーランスを実際に使った評判に、独立してからの経緯は会社員からフリーランスになった全記録にまとめています。