独立して最初に参画した案件は、テックビズ経由で決まりました。2023年7月から2025年3月まで、1年9か月です。
このあいだ、確定申告を2回、提携する税理士事務所に任せました。2023年分と2024年分です。
「代行してもらえる」とは聞いていましたが、自分は何をするのかが申し込む前は分かりませんでした。実際にやったことを書きます。
なお、以下はすべて利用当時の話です。現在の内容や条件が同じとは限りません。制度そのものの説明はしません。私が何をしたかだけを書きます。
先に結論
私の場合、こういう流れでした。
- 対象になるのは、その年の12月まで参画している人だと案内されていた
- 12月にポータルで「依頼する/依頼しない」を答える
- 同じころオンライン相談会があるが、私は2年とも出ずに録画で済ませた
- 1月中旬が資料の提出期限
- 記帳代行を使っていたので、出したのは基本情報のフォームと、月次で出している記帳の資料だけ
- 自分が手を動かした時間は、2023年分が約5.5時間、2024年分が約4.2時間
- ⚠️ 私は3年目、この仕組みを使えませんでした
対象になるのは「12月まで参画している人」だった
先にここを書きます。申し込む前に知っておくと判断が変わるところだからです。
案内には、その年の12月まで参画している人の確定申告をサポートすると書かれていました。同じ説明が、11月末と12月上旬の2回届いています。
つまり、年の途中で離れると、その年ぶんは対象から外れます。
公開されている案内では、「参画している人が使える」「離脱後は対象外」と説明されています。「12月まで」という基準を私が知ったのは、参画者向けに届いた連絡でした。
私自身も、あとでこの条件に当たることになります(後述)。
12月にすること — 依頼するかどうかを答える
11月の末ごろ、案内のメールが届きます。参画している人へ一斉に送られるもので、私だけに来た督促ではありません。
やることは1つでした。
テックビズのポータルにログインすると、画面の上部にポップアップが出ます。そこで「依頼する」か「依頼しない」かを答えます。自分でやる人は「依頼しない」を選ぶ形です。
私は2年とも「依頼する」を選びました。所要時間は数分です。
相談会には出ず、録画で済ませた
12月には、確定申告についてのオンライン相談会が用意されていました。私が受けた2年は、どちらも12月の週末に設定されています。
中身は、前半が手順の解説、後半がその年ならではの論点や質問の時間、という構成でした。事前に説明動画を見ておくことが前提になっていて、質問は事前フォームから投稿する案内も付いています。
私は2年とも参加していません。当日参加できない人のために録画され、後日あらためて共有される運用だったからです。録画を見れば足ります。
その年に何が変わったのかは、この動画と資料で把握していました。
1月にすること — 資料を出す
年が明けたら、資料を提出します。提出期限は1月の中旬でした。2024年分の場合は1月17日です。
出すものは、記帳代行を使っているかどうかで変わります。
| 記帳代行を使っている(私) | 使っていない | |
|---|---|---|
| 基本情報のフォーム | 該当する項目にチェックし、該当するものは証憑を画像で出す | 同じ |
| 数字の出どころ | 月次で出している記帳の資料をそのまま送る | 売上と経費を、自分でフォームに入力する |
ここが実際の作業量を分けます。記帳代行を使っていれば、1年ぶんの数字はすでに事務所側にあります。使っていなければ、1年ぶんの売上と経費を自分で集計して入力することになります。
証憑は、Google DriveやDropboxのフォルダURLを共有する形でも受け付けてもらえました。私の場合、郵送したものはありません。
なお、会社員から独立した年は、退職時の源泉徴収票が必要だと案内がありました。私が独立したのは2023年なので、これは1回目の申告のときの話です。
記帳代行そのものの中身はテックビズの記帳代行を1年9か月使った流れに書きました。毎月やっていたのは、レシートをスキャンし、明細と交通費をまとめて送る作業です。まとまった時間を使うのは月末と月初の2回で、通常の月は35分から45分でした。
自分の作業は5.5時間と4.2時間だった
実際にかかった時間です。Googleカレンダーに残っている記録から拾いました。資料を出してから、返ってきた書類を確認し終えるまでを数えています。
| 年分 | 手を動かした時間 | 内訳 |
|---|---|---|
| 2023年分 | 約5.5時間 | 1月上旬の3日間で提出、2月に書類を確認 |
| 2024年分 | 約4.2時間 | 1月上旬に提出、中旬に追加対応が2回、2月に書類を確認 |
2年目のほうが短くなっています。
提出までで区切ると、差はもっとはっきりします。1年目は3日かかったのが、2年目は1日で終わりました。 そのあと追加で書類を求められたので、1月の合計では差が縮まっています。
理由は自分のメモに残っていました。資料がすべて記帳代行側にあるので、ネットで完結する、と書いています。
2年目の予定には、前年の見積もりがそのまま書き写してありました。そのうち領収書を探す30分と書類をまとめる15分には、スキップと記されています。探す必要も、まとめる必要もなかったからです。
ただし、探しものが全部なくなったわけではありませんでした。
同じ日のメモに、途中から添付ファイルを探していたと残っています。見積もりでは30分だった添付ファイルの捜索に、実際は倍以上かかりました。記帳代行が持っていない書類は、自分で探すことになります。
減ったのは「記帳代行に預けてある分の探しもの」だけでした。 それ以外は2年目も自分で探しています。
短くなったのは、1月にがんばったからではない
ここは正直に書いておきます。1月の作業が短いのは、1月に効率よくやったからではありません。
Googleカレンダーを見ると、記帳代行への提出は月に1回、参画していたあいだ一度も欠けていません。月末に提出用のフォルダを作り、翌月の初めに会計データを送る、という形が21か月続いています。
gTasks for Google Tasks の履歴を見ても、レシートの処理は買い物のたびに済ませていました。家計簿や写真の保存と並んだ、日常の作業として扱っています。
つまり、1月に始まる作業はほとんど残っていませんでした。年内に終わっているからです。
確定申告の負担を決めていたのは、1月の3日間ではなく、それまでの12か月のほうでした。
これは記帳代行があったから続けられた面が大きいと思っています。渡す先が決まっていると、溜めずに出すようになります。
期限を過ぎたらどうなるか
案内には、連絡なく期限を過ぎた場合は対応できないことがあり、その際は自分で確定申告をお願いすることがあると書かれていました。
資料が一部そろわないときは、入手予定日を伝えたうえで、そろっている分を期限までに出すという進め方も案内されています。
私は2年とも、期限内に出しています。遅れたことはないので、実際に間に合わなかったらどうなるのかは分かりません。
届いていたのは参画者全員への定期的な案内だけで、私個人への督促は一度も来ていません。
3年目、私はこの仕組みを使えなかった
最後に、条件の話に戻ります。
私は2025年の3月にテックビズを離れました。その年の12月には参画していません。
つまり、2025年分は対象外です。税務サポートで確定申告を任せられたのは、2023年分と2024年分の2回だけでした。
2025年分は、自分で対応することになりました。 マネーフォワード クラウドを使って全部自分で進めて、12時間かかりました。何にどれだけ使ったのかはフリーランスの確定申告を自分でやったら12時間かかったにまとめています。
「参画している間は無料」というのは、裏返すと参画をやめた年から自分でやるということです。ここは申し込む前に知っておくと、独立後の見通しが立てやすいと思います。
まとめ
私が2年使った範囲では、こうでした。
- 対象はその年の12月まで参画している人だと案内されていた
- 12月にポータルのポップアップで「依頼する/依頼しない」を答える。数分で終わる
- オンライン相談会は12月の週末。録画が共有されるので、私は2年とも出ていない
- 1月中旬が提出期限。2024年分は1月17日だった
- 記帳代行を使っていれば、出すのは基本情報のフォームと月次の記帳資料。使っていなければ売上と経費を自分で入力する
- 手を動かしたのは約5.5時間(2023年分)と約4.2時間(2024年分)。提出までなら3日間と1日
- 短くなった理由は記帳代行に預けてある分の探しものが消えたから。年内に記帳が終わっていた
- ⚠️ 12月に参画していない年は対象外。私は2025年分から自分でやっている
任せてよかったのは、判断を自分でしなくてよかったことです。何をいつ出せばよいかは案内されるので、その通りに動けば終わりました。
ただし、楽だったのは記帳代行とセットだったからだと思っています。年内に数字がそろっていない状態なら、1月の作業量はまったく違ったはずです。
案件が決まるまでの経緯や振込日を含めた利用記録はテックビズを1年9か月使った評判に、レバテックフリーランスとの違いはテックビズとレバテックフリーランスを両方使った比較にまとめています。会社員時代と独立後で手取りがどう変わったかはフリーランスと会社員の年収比較に書きました。