2025年の春、私は1日に3件の商談を受けました。そのうち2件が、レバテックフリーランス経由の案件です。
結果は、自分の予想と正反対でした。「うまく答えられなかった」と落ち込んだ商談で決まり、「手応えがあった」と思った商談で落ちたからです。
この記事では、その2件で何を聞かれ、どう終わったのかを記録します。
先に結論
商談の手応えは、結果と一致しませんでした。少なくとも、私が同じ日に受けた2件では逆になりました。
技術的に詰められた商談では、答えられずに黙り込んだ場面もありました。それでも、その日のうちにオファーが来ました。一方、会話が弾んで感触が良かった商談は、翌日に2回目の面談まで進んだうえで見送りになりました。
これは私が経験した2件の話で、「詰められたほうが通る」という法則ではありません。ただ、商談の直後に落ち込んでいる人には、判断を急がなくてよい理由になると思います。
通った商談:技術的にかなり詰められた
現在参画している案件の商談です。振り返ると、技術的な質問が非常に多い時間でした。
データベースやAPIの設計について、考え方や判断の根拠まで踏み込んで聞かれました。業務時間外に技術と関わっているかどうかも質問されています。経歴の説明を聞いてもらう時間というより、手を動かせるかどうかを確かめられている時間だと感じました。
答えられず、3秒ほど黙り込んだ
このなかに、まったく分からない質問がありました。私は言葉が出ず、3秒ほど沈黙してしまいました。
そのとき相手から返ってきたのは、「ここについてはまあ良いです」という一言です。その質問はそこで切り上げられ、商談は次へ進みました。
答えられない質問があっても、商談は止まりませんでした。 私が身をもって確認できたのは、この一点です。
手応えは「ダメだったかな」だった
この商談はリモートで受けました。終わった直後の感触は、はっきり言って良くありませんでした。自宅の椅子に座ったまま、「ダメだったかな」としばらく考え込んでいたのを覚えています。
ところが、その日のうちに状況が変わります。商談を終えてから2時間もたたないうちに、オファーの連絡が来ました。 落ち込んでいた時間のほうが短いくらいでした。
落ちた商談:志向の話が中心だった
同じ日、先に受けていたもう1件の商談です。こちらもリモートでした。
技術的な話は、ほとんどできませんでした。代わりに、今後どうなりたいか、どの分野で伸ばしていきたいかという志向を、いろいろと聞かれました。
会話は滞りなく進み、私の感触は「非常に良い」というものでした。実際に一次は通過し、翌日には2回目の商談へ進んでいます。2回目は対面で、1時間ほどの時間でした。
しかし、結果は見送りでした。
見送りの理由は開示された
このとき、理由を具体的に伝えてもらえました。要約すると、次のような指摘です。
モバイルアプリ開発の経験が少なく、顧客への技術的な提案力に不足を感じた。
理由が分かると、次に何を直せばよいかが決まります。落ちたこと自体より、この情報のほうが役に立ちました。
なぜ同じ経歴書で結果が分かれたのか
同じ日に、同じ経歴書を出しています。それでも、一方は決まり、一方は見送りになりました。振り返って私が考えているのは、案件の領域と経歴の相性です。
決まった案件は、SaaSの開発でした。私の経歴書には、この領域なら相手が反応しそうな固有名詞や数字が並んでいます。だから細かいところまで質問が飛んできて、その受け答えで技術のレベルを見てもらえたのだと思います。技術の話が多かったぶん、志向を聞かれる時間はほとんどありませんでした。
見送りになった案件は、モバイルアプリの開発でした。同じ開発でも毛色が違います。私の経歴書には、この領域で相手が掘り下げたくなる材料が少なかったのでしょう。細かい質問は出ないまま、大まかなところで技術レベルを判断されたのだと考えています。志向の話に終始したのも、聞くべき具体がなかったからかもしれません。
つまり、経歴書がSaaSには強く、モバイルアプリには弱かった、というのが私の見立てです。相手に刺さる説明ができなかった、と言い換えてもいいと思います。
案件を探し始めた時点で、私は経歴書を書き直していました。その内容がSaaSの案件では効いた、ということだと思います。逆に言えば、書き直したからどの案件でも通るようになる、というものでもありませんでした。
経歴書は「良いか悪いか」だけで決まらない。応募する案件の領域に対して強いかどうかで、商談の中身そのものが変わる。私はそう受け取っています。
ただし、毎回こうだったわけではありません。 別の案件では「数日以内に、見送りの場合も報告します」と言われたまま、連絡が来なかったことがあります。これがエージェント側の事情なのか、企業側の事情なのかは、私には分かりません。期日を過ぎても連絡がないときは、自分から確認の連絡を入れたほうが確実です。
手応えは当てにならなかった
同じ日の2件を並べると、こうなります。
| 通った商談 | 落ちた商談 | |
|---|---|---|
| 聞かれたこと | 技術(設計の考え方・業務外の活動) | 志向が中心 |
| 商談中の様子 | 答えられず沈黙した場面あり | 会話は滞りなく進んだ |
| 自分の手応え | ダメだったかな | 非常に良い |
| 商談の回数 | 1回 | 2回(2回目は対面) |
| 結果 | 2時間以内にオファー | 見送り |
私はここから、ひとつの見方を持つようになりました。技術的に細かく聞かれるのは、経歴書のなかに相手が掘り下げたい部分があったサインなのかもしれない、というものです。逆に志向の話が中心になるときは、経歴と案件の領域がかみ合っていない可能性があります。
ただし、これは2件だけを見た印象です。案件も企業も違うので、一般化できる話ではありません。「詰められたから受かる」と考えるのは、私の経験から言っても飛躍しすぎです。
それでも、商談の直後に手応えだけで結果を判断しても意味がない、ということは言えます。私はその日、落ち込んだまま商談を終えました。それから2時間もたたないうちに、オファーの連絡が届いていました。
服装は、事前に条件として伝えた
商談の服装についても書いておきます。
私はスーツで行ったこともあれば、Tシャツにジャケットを羽織って行ったこともあります。共通しているのは、服装を自分だけで判断せず、事前にエージェントへ相談したことです。
案件を探し始めた時点で、私はエージェントへ希望条件を伝えました。そのなかに「服装はスーツ以外が必須」という項目も入れています。私服やオフィスカジュアルで働ける現場を希望していたからです。
商談の場は企業によって空気が違います。だからこそ、担当者に聞くのがいちばん早いと感じました。
まとめ
私がレバテックフリーランス経由で受けた商談は、次のようなものでした。
- 通った商談では、技術的にかなり詰められた。答えられず沈黙した場面もあった
- それでも「まあ良いです」と切り上げてもらえ、商談は最後まで進んだ
- 手応えは「ダメだったかな」だったが、2時間以内にオファーが来た
- 同じ日の別の商談は、感触が良く2回目まで進んだうえで見送りになった
- 見送りの理由は開示された。ただし、連絡が来なかった案件もある
- 同じ経歴書で結果が分かれたのは、案件の領域との相性だと考えている
商談で完璧に答えられなくても、話が終わるわけではありませんでした。そして、自分の手応えは結果を予測しませんでした。この2つは、実際に受けてみるまで分からなかったことです。
案件が決まるまでの流れや契約条件は、レバテックフリーランスを実際に使った評判にまとめています。